Thursday, September 6, 2007

ファンへのお返事

This just in from Grady Glenn:
一昨日の記事(『坪内逍遥と西洋レアリズムの移入』)について一人のブログファンに以下の質問を聞かれた。

「僕も真面目な話としてこんなことを聞きたい。卒論などの論文の評価で重要なところの一つはその実用性なんだけど、何でこの論文が今それほど重要なのですか。」

この重要なな質問を聞いてくれて、ありがとうございした。まずですね、僕の卒論課題には実用性がないかもしれない。でも、なくともいいと思う。理解そのもののための理解だけでいいです。過去への追求や研究は、そうであるべし。

それからですね、日本人は、外とのぶつかり合いによって「日本」という国や文化を作り出して来たわけです。奈良時代から江戸時代までの千年以上は中国との文明の衝突で、そして明治から現代までは欧米との衝突で日本が発展してきたんですけれども、それらのぶつかり合いで、日本はどのように反応したか、どのように順応したのか、というのが非常に重要な問題だと思うからこそ、この卒論のテーマが大事だ。歴史においても、文学や文化においても大事だ。何のために実用するかは、興味ない。それは理想郷を切望している共産党に任せる。僕はユートピアなどには興味ない。知識そのもののための知識にしか興味ない。

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