
今日、ニューヨーク市にいる友達からメールが届いた。
先週、午後三時ごろに、銀行に向かって道を歩いていたら、いきなり警察官に止められて、$500の罰金(およそ5万円)を払わされたとの旨だった。罪は「nigger」つまり、黒ん坊、という言葉を使ったことであった。
その友達は、Jeromeという米黒人で、彼がその日に銀行に向かって歩いていたら、Tyroneという友達にばったり会った。五分ぐらい会話を交わし、解散しようとしたら、彼らの傍に立って話しをぬすみ聞いていた警察官に捕まった。「お前らは、十回ぐらい「ニーガ」という言葉を使ったやろう!そりゃダメじゃ~、罰金を科しなくちゃいけないぞ」と言われた。そしてその場で二人ともが一人ずつ5万の罰金を警察官に渡した。
これはとんでもない話しだなと思って、調べてみずにいられなかった。そしたら、やはり先週からアメリカのニューヨーク全州において「nigger」又は同じような略語「nigga」という言葉を口にすることが犯罪となったようである。アメリカにおいて、大昔から検閲制度がいろいろなかたちで実施されたが、たいていは、政治的に危険な発言や猥褻な書物などの問題にしか関わっていなかった。ところが、今回は一つのみの言葉が禁止となった。これは、定めし、世界歴史上でも初めてのことだとは言えよう。
最も愚かなのは、およそ四十年前から、アメリカの黒人たちがこの言葉の人種差別的な連想を切り離すために少し砕けた「nigga’」という言い方を友達同士で頻繁に使用するようになって、その結果、ようやく今頃になってその言葉の悪い意味が消えつつあったのだが、今回、違反となってしまったために、この問題はまた振り出しに戻ったことだ。
よって今日の愚意はこれだ。さまざまな国の歴史を考慮すれば、政府が言語や人々の言葉遣いを規制しようという試みは必ず無駄であり、失敗に終わることは明らかである。中国や日本の近代歴史を見ても似たような失敗が見られるので、アメリカはこれらの前例に習うべきだと私は思う。
11 comments:
No way. Ugly as that word is, there is no way that this law will stay on the books.
へ~(^.^) 勉強になりました(-.-)
-Shin
wtf! ありえない。電車とかでNワードは頻繁に聞くけど。
先週から適応されているそうだけど、そんなの公に知らされてないし。でもさぁ、一般常識として警官がそばに居たら普通言わないよね、たぶんアンダーカバーだったんじゃない。いますごいたくさんいるから。ていうか、じゃあラップ音楽の世界は今後どうなるの?
-Josh
このニュース、この間知ってびっくりしました。
ストリートではこれだけ日常的に使われている言葉なのに
どうやって線引きするのかな、と思っていたら
徹底的に禁止するつもりなんですね。
言葉は生ものですからね~
圧力をかけてどうなるものではないと思いますが。
-Yuki
昔、小学校ん時に「ちび黒サンボ」と言う絵本の朗読を授業でするかどうかで議論してたけど、それ関係するんだろうねぇ。
-Yuki
おぉ~!なんだか考えさせられました!
-Audrey
( ̄口 ̄;)州法でそんな事決めちゃったんですか?しかも一語のみ?
愚の骨頂ですね…
-Ali
言葉狩りですか。
魔女狩りとか…
歴史は繰り返す…です。
-Kon
はじめまして。ピアノコミュから来ました。
言葉狩り。。。
言葉は人間社会と共に、どんどん変化していくものなのに。
いままでの様々な人の想いがniggerという言葉を変えてきたのに。
権兵衛さんのおっしゃるように、違法とされたことに端を発して、差別的な意味合いが濃くなると言うのは、今までも繰り返されてきたことですね。。。ホントになんというかばかばかしい。
-Papillon
ニューヨーク州はそれで
ひと稼ぎしようと企んでるのでは・・
-Pinky
日本でも違法として良いような言葉が
まだ残っていますね。高額な機器を売る営業さんが、
そういう言葉を使っているとかなり幻滅します。
いや~それにしても5万円は結構な額ではないかな。
-Muku
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